デビット伊東〝25歳差恋愛〟を熱演 元相方・ヒロミと離れ…重ねた苦労がベテランの味に

デビット伊東(右)と北村優衣

実業家で俳優のデビット伊東(54)が、撮影現場で存在感を見せつけている。

7日、都内で映画「かくも長き道のり」(2月13日公開)の完成披露試写会が開催され、女優の北村優衣(21)、デビットらが登壇した。

同作は、新人女優・椎名遼子(北村)が連続ドラマへの出演が決定するも、25歳年上の恋人・村木順次(デビット)と別れるように所属事務所から命じられる、との内容になっている。

北村との劇中での〝25歳差恋愛〟を振り返り、デビットは「正直、恋愛対象では見れなかった。妹みたいな感じ。合宿所みたいなところで一緒にコミュニケーションをとりながら、ずっと何かを探ってやっていた」と明かした。

一方の北村はデビットを絶賛。「チーム一丸となって全員で成長できて、デビットさんのおかげで初主演が素敵な映画になった」「これからも主演をやる機会があれば、デビットさんみたいにみんなを導いていける存在になれたら」などと振り返った。

デビットはかつて、ヒロミ(55)、ミスターちん(57)とお笑いトリオ「B21スペシャル」を組んでいたが、活動休止後、ソロでの芸能活動を加速させたヒロミとは格差があった。

その後、デビットは芸能界の第一線を引退。2000年にラーメン店を開店し、実業家としても知られるようになった。

後に芸能界にも復帰したが、芸能プロ関係者は「ヒロミの活躍に比べ、芸人としては売れない時期が長かったが、ラーメン店の経営など、さまざまな苦労を経たことで一皮向けた。ベテランとなったいま、撮影現場では共演者やスタッフ陣をまとめあげるなど、存在感を見せつけている」と話している。

北村は、2013年の「レプロ次世代スターオーディション」で見いだされた有望株だが、そんな新人女優から尊敬のまなざしを向けられるほど、今は俳優としての味も増しているようだ。

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