平良響、F4年間王者の獲得を知事に報告

 4輪レースのフォーミュラ4(FIA―F4)で昨季12戦で10連勝し、年間王者に輝いた平良響(安慶田中―コザ高―愛知東邦大)が7日、県庁を訪れ、玉城デニー知事に結果を報告した。平良は「切り替えて第2戦から流れに乗って連勝できた。今年はF3にステップアップして頑張りたい」と意欲を語った。

 5歳からククル読谷サーキットのカートで基礎をつくったという平良。中学生でジュニアクラス(高校2年以下)の日本代表に選ばれるなど県内で第一人者にまで成長し、19年からF4に参戦した。20年はF4過去最多8連勝を塗り替えて10連勝を達成。今年3月には上位カテゴリーのF3への昇格が見込まれる。

 平良はF3参戦を見込み「F4のチャンピオンや海外選手も多く、スピードもかなり速い。体力面、技術面でレベルアップしたい」と抱負を語った。玉城知事は「強い熱意と決意があり、小さい頃から好きなことでチャレンジして素晴らしい。応援する人も励まされるし、若い人に希望を与える」とたたえた。

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