100本の矢放ち 厄よけ祈る 弥彦神社で弓始神事

©株式会社新潟日報社

厄よけを願い100本の矢が放たれた弓始神事=7日、弥彦村の弥彦神社

 新年の厄よけや五穀豊穣(ほうじょう)を願う伝統の弓始(ゆみはじめ)神事が7日、新潟県弥彦村の弥彦神社で行われた。拝殿脇に特設された射場では、時折白い雪がちらつく中、神職や地元の弓道会の会員らが開運を祈って100本の矢を次々と放った。

 神職らは神前に七草がゆや山鳥などの特別な神饌(しんせん)を供え、弦を鳴らして天地四方を清める「鳴弦(めいげん)の儀」を拝殿内で行った。その後、特設射場で約45メートル離れた的に向かって矢を放つ「百射の儀」が行われた。

 狩衣(かりぎぬ)姿の神職らが白い息を吐きながら厳かな手つきで弓を構えると、射場は緊張感に包まれた。「ひゅん」と放たれた矢が直径1メートル余りの的に命中すると、判定役の氏子が「当たーりー」と威勢のいい声を響かせ、参拝客からは拍手が湧いた。今年は66本が命中した。

 的に当たった弓矢を回収して運ぶ稚児役を務めた弥彦小5年の男子児童(11)は「後半になるにつれてよく当たるようになった。今年はコロナウイルスが収束して、みんなが健康に過ごせたらいい」と話した。