フォークシンガーの南正人、ライヴ中に急死

フォークシンガーの南正人が1月7日に横浜市内のライヴハウス・THUMBS UPでライヴ中に意識を失い、亡くなったことが分かった。76歳だった。

訃報は南のライヴスケジュールを告知するFacebookのアカウントで明らかになり、「悲しいお知らせをしなくてはなりません。ナミさんは今夜、ライブ中に意識不明になり病院搬送され家族立ち会いの元死亡が確認されました」「ステージ上でもう息は引き取っていたそうです」と報告している。

南は1944年(昭和19年)に生まれ、東京外語大外国語学部スペイン語科在籍中の64年に大学を休学し、メキシコを経てアメリカ、ヨーロッパ各地を2年間旅した。ボブ・ディランと出会ったことを機に帰国した後、遠藤賢司らとフォーク集団“アゴラ”に参加。69年には初シングル「ジャン/青い面影」をリリース。サンバやレゲエなどを日本でいち早く取り入れた音楽家とも言われ、71年にリリースした初アルバム『回帰線』は忌野清志郎、泉谷しげるら多くのミュージシャンに影響を与えた。

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