【新型コロナ】神奈川・山北でも5人陽性、県内全市町村で感染確認 重症病床の空き8床に

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は8日、新たに10歳未満~90代の男女211人の感染が確認され、三浦市の70代女性が死亡したと発表した。また、県内の市町村で唯一、住民の感染が発表されていなかった山北町でも町民5人の感染が判明。県内の全市町村で感染が確認された。

 亡くなった三浦市の女性は昨年12月10日に下痢や脱力感などの自覚症状が現れ、同18日に陽性が判明していた。

 211人は軽症か無症状。142人が感染経路不明だった。

 年代別では、20代が54人、30代が36人、40代が29人、50代が26人、10代が21人、60代が17人、70代が14人、80代が9人、90代が3人、10歳未満が2人。

 クラスター(感染者集団)が発生している厚木市の愛光病院では新たに5人の感染が判明し、感染者は計100人になった。海老名市のオアシス湘南病院では職員1人の感染が判明し、感染者は計23人に、湘南地域の高齢者施設では利用者4人の感染が判明し、感染者は計10人になった。

 県内の重症患者向け病床の実質利用率は92%になり、県内全体の空床数は8床になった。

© 株式会社神奈川新聞社