辛坊治郎氏 PCR検査の〝危険性〟指摘「3割見逃す検査」「どんどん広がります」

辛坊治郎氏

フリーキャスターの辛坊治郎氏(64)が8日、読売テレビ「かんさい情報ネット ten.」に出演し、コロナ禍での生活について「ウイルス持ってるかもしれないと思って行動を」と呼びかけた。

首都圏同様、大阪も緊急事態宣言再発令を政府に要請することになったが、辛坊氏は「緊急事態宣言だけは想定外だったが、それ以外は想定内の推移」ときっぱり。「12月に豊洲の市場で集団検診したときの陽性率が2%超えてた。だからその段階で市中の感染率は相当上がっている」とその理由を語った。

大阪府のこの日の新規感染者は655人で過去最多を更新したが「実際の感染者はそれよりはるかに多い。桁が違うぐらい多いと思う」と辛坊氏。

つづけて「実際無症状(感染者)の率はもっと多いはずなので、基本この病気は『自分は感染者でウイルスを持っているかもしれない』を前提に高齢者に接する。ご高齢の方も目の前の若者は『ウイルス持ってるかもしれない』という意識で防護しないといけない」と訴えた。

さらにPCR検査の過信は禁物と指摘。「特に恐ろしいのは、3割見逃す検査なんです。検査で陰性だからって年末年始、故郷に帰った人の3割は陽性かもしれないって状況だと、どんどん広がります」とし、重ねて「自分がウイルス持ってるかもしれないと思って行動するしかない」と呼びかけた。

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