ソラコムのIoTデバイス通販サイト「SORACOM IoT ストア」がリニューアル、キーワード検索機能の強化やIoT DIYレシピを追加

昨今の社会情勢を受け、非接触、移動抑制といった新しい行動様式がビジネスの現場にも浸透しつつある。IoTの活用シーンは広がり、現場を訪れることなく遠隔地の設備を管理する、センサーを使って混雑度を共有するといった場面でも実践が進んでいる。一方で、IoTを活用するためにはセンサー、通信デバイス、クラウド、アプリケーションなどの複合的な専門知識が必要となるため「IoT活用のアイディアはあるが、IoTシステムに詳しい人がいない」、「何から始めたら良いかわからない」という声もある。株式会社ソラコム主催のIoT技術を学ぶラーニングイベント「SORACOM Technology Camp」の参加者アンケートによると、IoTを始める際の障害と感じる点として「人材・スキル」が最も多く、4割以上の方が課題だと答えている。

ソラコムは、IoTの専用デバイスが1個から注文できるIoTデバイス通販サイト「SORACOM IoTストア」をリニューアルした。リニューアルによって、キーワード検索機能を強化したほか、SORACOMユーザーが作成したIoT DIYレシピを追加し拡充した。具体的には、利用予定の携帯通信キャリア網(NTTドコモ網、KDDI網、softbank網、海外ネットワーク網)、通信規格(セルラーやLPWA等)、センサーの種類、電源供給方法、屋外利用の可否などのキーワードから絞り込み、取り組むIoTプロジェクトに適したデバイスをスムーズに選定できるようになった。また、IoT DIYレシピに「SORACOM Makers」レシピが追加された。同レシピでは、SORACOMのユーザーが実際に作成し、その手順を公開している記事の一部をIoT DIYレシピとして紹介する。これらにより「IoTで ごみステーション扉開閉を遠隔から把握」、「IoTボタンで在宅勤務の勤怠打刻」などの身近なアイディアの実現をサポートする。同レシピを含め、すでに23個のIoT DIYレシピが公開されている。

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