ロメロ加入でWクリーンアップ、超攻撃型オーダーも オリ開幕スタメンを大予想

オリックスのジョーンズ、吉田正尚、復帰したロメロ(右から)【写真:荒川祐史】

昨季はリーグワーストの442得点で2年連続最下位、打線のテコ入れが必要不可欠

2020年は2年連続の最下位となったオリックス。1996年以来のリーグ優勝を狙う2021年は、3月26日に西武との開幕戦を迎える。昨秋のドラフトでは高校生を中心に指名し現有戦力の底上げに期待。春季キャンプやオープン戦を通じてチーム内の勢力図に変動が起きることは予想されるが、現時点での開幕スタメンを占ってみたい。

1(三)太田椋
2(ニ)福田周平
3(中)ロメロ
4(左)吉田正尚
5(指)ジョーンズ
6(右)T-岡田
7(一)モヤ
8(捕)頓宮裕真
9(遊)安達了一
開幕投手 山本由伸

ロメロ、吉田正、ジョーンズのクリーンアップ、下位打線もT-岡田、モヤ、頓宮と超強力打線に

ここ2年は怪我で苦しんだが、昨季は1軍でも豪快な一発を放ち長打力を見せた太田をトップバッターに抜擢したい。2番には足と出塁率のある福田を置き、早い段階で得点圏のチャンスを作りたいところ。

昨季はリーグワーストの442得点。2番以下は一発を期待できる超攻撃型オーダーを組んだ。楽天で24本塁打を放ち1年で出戻りとなったロメロを3番、4番には首位打者を獲得し長打も持ち合わせる吉田正。5番はメジャー通算282発を誇る来日2年目のジョーンズに期待したい。

2年連続最下位のチームには思い切った起用も必要だ。ポイントはダブルクリーンアップの下位打線。6番に元本塁打王で昨季は16発と復活の兆しの見えるT-岡田、7番には46試合で12本塁打を放ったモヤ、そして8番には捕手に再転向し打撃も武器の頓宮を起用。9番にはゲームメークのできる安達を置き再び打線の起点を作ってもらいたい。

開幕投手は、18試合に登板し8勝4敗、防御率2.20、149奪三振で最多奪三振のタイトルを獲得した山本由伸で決まりだろう。女房役には打を推して頓宮を選択したが、若月、そしてアキレス腱断裂から復活を果たした伏見も黙ってはいないだろう。

ただ、レギュラーが確約されているのは吉田正ぐらい。チームには紅林、宜保、廣澤、大下、杉本、中川、佐野ら若手が開幕1軍、開幕スタメンを狙っており他球団に比べチャンスは多い。ここ数年の課題は得点力なだけに中嶋監督の起用法に注目が集まる。(Full-Count編集部)

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