福を招く「ハチノジフグ」 末広がりで縁起良く

背中の模様が数字の「8」に見える「ハチノジフグ」=佐世保市、海きらら

 佐世保市鹿子前町の九十九島水族館(海きらら)で新年を祝う「福を招くフグ」が展示されている。17日まで。
 毎年この時期、縁起物や干支(えと)にちなんだ生き物を紹介している。今年は、背中の模様が数字の「8」に見える「ハチノジフグ」。末広がりで縁起が良い数字と言われていることから、今年一年、福が訪れるようにとの思いを込めた。
 同館によると、ハチノジフグはタイやインドネシアに生息する汽水魚。全長約5センチ。目が大きく、おちょぼ口でフグ特有のかわいらしい顔をしている。
 クラゲ・魚類課の永光萌衣さん(22)は「昨年はコロナに振り回された波乱の年。今年はより良い一年になるように」と願う。
 水槽の隣には、スタッフが手作りした、館内の生き物で占う新春あみだくじパネルも設置している。

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