富山で観測史上最大の降雪 国道8号線渋滞、県内交通麻痺

寒波の影響で、富山県では観測史上最大の降雪量を記録している。県内の国道8号線では大規模な渋滞が発生し、鉄道などの交通機関にも大きな影響が出ている。

気象庁によれば、富山市富山では9日午後10時までの24時間に69センチ、48時間には84センチの降雪を記録。いずれも1997年の統計開始以来最大の降雪を記録した。9日午後10時現在の富山市富山の積雪は97センチで、平年の5倍以上。

国土交通省富山河川国道事務所は、この大雪の影響で、富山県内の国道8号線で渋滞が発生していると発表。利用を控えるよう呼びかけている。発表された画像では、路面に大量の雪があり、走行しづらいものと考えられる。

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県内を走る鉄道にも大きな影響が出ている。あいの風とやま鉄道線は、8日はIRいしかわ鉄道線の金沢駅と富山駅間でのみ運転を行ったが、同社の運行情報によれば、8日午後11時現在、最大で約5時間の遅れがでている。9日は始発から運転を見合わせる予定。

富山地方鉄道は、鉄道線の終電繰り上げを実施。市内電車は8日の終日運転を取りやめた。JR西日本も、高山線や氷見線、城端線で運転を取りやめた。9日も一部時間帯で運転の取りやめを予定する。

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