コロナ禍で中止となった「東京オートサロン」、1月15日オンラインで開催

 毎年1月、年明け世界最大級のカスタムカーの祭典として千葉・幕張メッセで開催される「オートサロン」がコロナ禍の影響で今年の開催中止を発表していたが、東京オートサロン事務局は、「TOKYO AUTO SALON 2021」を1月15日午前9時よりオンラインで開催すると発表した。

 この「オンラインオートサロン」では、ライブ映像配信「オートサロンTV」と、世界最大級のバーチャル展示会「バーチャルオートサロン」を無料で閲覧できるイベントだ。

 初開催となる「バーチャルオートサロン2021」は、未来の展示会を意識した意欲的な取り組みで、3D空間にリアル会場である幕張メッセのイベント再現を目指した、世界最大級のバーチャル展示会場となる。これまで毎年行なわれたリアル開催では、トヨタやメルセデスなどのメジャーな自動車メーカーが、新製品をワールドプレミアするなど、業界の注目度も高いイベントで、期待はたかまる。

 今回のバーチャルイベントでは、約280のTOKYO AUTO SALON 2021の出展者が自社ブースで車両やサービスを紹介するのはもちろん、来場者は会場を自由に歩いて展示物をチェックできる。また、スクリーンに近づくと映像と音が大きくなるなど、リアル会場さながらの臨場感を味わえるという。

 バーチャルオートサロンの閲覧に特別なアプリケーションやソフトウェアは不要。インターネット接続環境があれば誰でも入場無料で楽しめる。また、17日以降も興味深いコンテンツを順次追加するなど、継続的にアップデートを行なうとしている。

 閲覧は1月15日・午前9時以降、「東京オートサロン公式サイト」から入場可能だ。(編集担当:吉田恒)

毎年1月恒例のカスタムカーの祭典「TOKYO AUTO SALON 2021」はバーチャルで開催

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