リバプールMF南野 勝ち越し点アシストで監督高評価も地元紙は酷評「リーグ戦先発の後押しにはならなかった」

南野拓実

イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(25)に厳しい視線が向けられている。

8日に各地で行われたイングランド協会(FA)カップ3回戦、アウェーのアストンビラ戦に先発出場。1―1の後半15分に勝ち越し点をアシスト。同16分に交代したが、チームの勝利(4―1)に貢献した。

ユルゲン・クロップ監督(53)は、クラブ公式サイトで「タキ(南野)は10番の位置というよりも、少し左側で攻撃の役割を担ってもらう布陣だった。タキは他の多くのポジションをこなすし、攻撃面で幅広い役割ができるプレーヤーであり、得意なエリアで自由に動ける選手」と一定の評価を下した。

ただ、地元メディアの評価は辛口だ。英紙「リバプール・エコー」は「前半はほとんど試合に関わっていなかったし、彼がプレーに関与していることほとんどなかった。後半からは少しよくなった」と報道。英紙「デイリー・エクスプレス」は「アシストとなったラストタッチは勝ち越しゴールの起点となったが、それ以外はあまり効果的ではなかった。リーグ戦での先発への後押しにはならなかった」と伝えた。

最低限の結果は残したものの、この日のアストンビラはトップチームに新型コロナウイルスの感染者が多く出た影響で、メンバーの全員が23歳以下で構成されていただけに、十分なアピールとは言えない内容に終わってしまったようだ。

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