リンドーア逃したブルージェイズ ストーリーを狙う可能性は?

あらゆるフリーエージェント選手への関心が報じられているブルージェイズは今のところ、最大の補強がロビー・レイとの再契約(1年800万ドル)という状況である。しかし、メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスによると、フランシスコ・リンドーア獲得に向けてインディアンスにトレードのオファーを提示していたようだ。リンドーア獲得に失敗したブルージェイズは、同じくスター遊撃手であるトレバー・ストーリー(ロッキーズ)獲得に動くのだろうか。

カストロビンスが関係者から得た情報によると、ブルージェイズはリンドーアの交換要員として「まだ未熟ながら大きな可能性を秘めた有望株」を中心としたパッケージを提示していたようだ。しかし、インディアンスは即戦力と有望株のバランスが取れたメッツからのオファーを選択。ブルージェイズはリンドーアを獲得することができなかった。

ブルージェイズはヤンキースからフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューの獲得に動いていることも報じられており、内野手の補強を目指していることは間違いない。もちろん、レメイヒューと大型契約を結ぶ可能性も残されているが、カストロビンスが「ダークホースの選択肢」として挙げるのがトレードでのストーリー獲得だ。

ナショナル・リーグ西部地区では地区8連覇中のドジャースが黄金期を謳歌しているだけでなく、パドレスが大型補強を敢行している。こうした状況のなかでロッキーズはチーム再建へと舵を切る可能性があり、ノーラン・アレナードやストーリーの放出が取り沙汰されている。ロッキーズが放出したがっているのはアレナードだが、高額年俸などのハードルがあり、放出しやすい&よりよい対価を得られるのはストーリーであるとみられている。

ストーリーはリンドーア同様、1年後のオフにフリーエージェントとなる。リンドーア獲得に動いていたブルージェイズは、補強ターゲットをストーリーに変更する可能性もありそうだ。

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