宮城県知事・仙台市長・宮城県医師会会長・仙台市医師会会長・東北大学病院長による共同記者会見における市長メッセ―ジ(1月9日)

仙台つーしんのずんだです。

宮城県知事・仙台市長・宮城県医師会会長・仙台市医師会会長・東北大学病院長は共同記者会見を行い、その市長メッセージが仙台市のHPに公開されました。

仙台市長メッセージ(要約)

公表された仙台市長メッセージによると、12月に入り新型コロナウイルス感染症の感染者が急増していることについて、今が厳に警戒すべき局面を迎えているとのこと。

昨年末から実施している、仙台市内の一部地域における営業時間短縮の要請については、今月27日までの協力を依頼し、また、業種ごとのガイドラインを遵守した事業活動を行うよう呼び掛けられています。

一方で郡市長は、一番恐れているのは人々の間に生まれる「心の隙間」、「社会の分断」であり、感染者やそのご家族、更には医療に従事されている方々を誹謗中傷するようなことは、決してあってはならないと呼び掛けています。

仙台市長メッセージ(全文)

仙台市長メッセージの全文は次の通りです。

連日、全国各地で一日あたりの感染者数が過去最多、との報道が相次いでおります。ここ宮城県、仙台市でも同様な状況です。本市においては、12月に入り感染者が急激に増加しており、年が明けてもこの傾向は継続しています。新型コロナウイルス感染症との闘いは、今、厳に警戒すべき局面を迎えています。

一昨日、政府から緊急事態宣言が発令され、宮城県におかれても先刻、本部会議が開催され、対応が協議されました。県内において本市感染者の占める割合は高く、また、先月からは感染経路が不明な方も多くなっています。県全体のためにも、何としてもここで感染拡大を食い止めなければなりません。県の方針と協調しながら、更なる対策を講じてまいります。

その一つとして、昨年末から実施している仙台市内の一部地域における、営業時間短縮の要請について、関係する事業者の皆様には大変心苦しく存じますが、期間の延長をお願いいたします。年末から、街のため、そして、利用者の安心のためにと、要請に応じてくださっている多数の対象事業者の皆様には、この場をお借りして深く感謝を申し上げるとともに、引き続いてのご協力をお願い申し上げます。また、現在、要請に応じていただけていない対象事業者の方には、現下の厳しい状況についてご理解いただき、是非とも今月27日までの営業時間短縮へのご協力をお願いするものです。本市といたしましては、この局面を乗り越え、街の感染状況が落ち着きを取り戻したときには、地域経済の需要喚起策を講じてまいります。皆様には、今しばらくのご辛抱とご協力をお願いいたします。

市内全域の全ての事業者の皆さまに対しましては、業種ごとのガイドラインを遵守した事業活動を、改めてお願いいたします。

市民の皆様におかれましては、移動に関しては先ほど県知事からお話があった通りです。私からは、手洗いや換気など、基本的な感染予防策について、引き続き粘り強くお取り組みくださいますよう、併せてお願い申し上げます。

最後になりますが、こうした厳しい状況の中において、私が一番恐れているのは、人々の間に生まれる「心の隙間」です。「社会の分断」とも言われます。今のように、急激に感染が拡大している時期にあっては、いつ、だれが感染してもおかしくありません。このようなときに、感染者やそのご家族、更には医療に従事されている方々を誹謗中傷するようなことは、決してあってはならないことです。「心の隙間」を埋め、私たちの心をひとつにすること。このことこそ、この新型コロナウイルス感染症に立ち向かう上での最大の力です。

ご自身と皆さまにとってかけがえのない方々を守るため、そしてこの街を未来につなげていくため、互いに助け合い、力を合わせながら、この苦難を乗り越えてまいりましょう。

令和3年1月9日

仙台市長 郡 和子

[(https://www.city.sendai.jp/kikikanri/kinkyu/corona2020/shicho/210109.html "宮城県知事・仙台市長・公益社団法人宮城県医師会会長・一般社団法人仙台市医師会会長・東北大学病院長による共同記者会見における市長メッセ―ジ(1月9日)")

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