沖縄で新たに70人コロナ感染 療養者500人超える 続く増加傾向【1月10日朝まとめ】

 沖縄県は9日、新たに10歳未満から70代までの男女70人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。累計の感染者数は5829人。昨年末に北谷町の学校の教職員が会食し5人が感染した事例について、県は新たなクラスター(感染者集団)に認定した。

 県が非公表としてきた分を合わせ、クラスターは87例目。年末年始に会食を通じて感染するケースが目立っており、県は改めて「4人以下、2時間以内、午後10時まで」の対策を呼び掛けている。

 県内の1日の感染者数は5日53人、6日72人、7日66人、8日82人と今年に入って増加傾向にある。

 入院、宿泊療養、自宅療養などを含めた療養者数は9日時点で510人となり、昨年8月24日以来、500人を超える水準となった。

 9日の新規感染者数の居住地別内訳は那覇市21人、沖縄市11人、南部保健所管内7人、名護市と豊見城市が各6人、宜野湾市と浦添市が各5人、中部保健所管内3人、石垣市2人、宮古島市と東京都、神奈川県、大阪府が各1人だった。

 米軍関係はキャンプ・ハンセン8人、普天間基地2人、キャンプ・シュワブと牧港補給地区(キャンプ・キンザー)が各1人、嘉手納基地4人の計16人の感染が報告された。内訳では入国に伴う検疫以外の感染も確認され、基地内で発症したり、濃厚接触から陽性になったりした米軍関係者が計10人いた。県内の米軍関係の累計感染者数は753人。

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