カブスから戦力外通告された左の大砲シュワバーがナショナルズと1年契約

カイル・シュワバー(右、ロイター=USA-TODAY-Sports)

ナショナルズがカブスから事実上の戦力外通告を受けてFAになったカイル・シュワバー外野手(27)と1年契約で合意したことが9日(日本時間10日)に分かった。ワシントン・ポスト紙(電子版)など複数の米メディアが伝えたところによると、年俸は1000万ドル(約10億400万円)で、身体検査の結果を受けて正式発表となる見込み。

シュワバーは通算121本塁打を放っている左の大砲だ。2019年は38本塁打、92打点をマークしたが、昨季は11本塁打、24打点を挙げたものの打率1割8分8厘と低迷。メジャー登録日数5年86日でオフに入り、年俸調停の権利を得るはずだったが、カブスは戦力外を意味するノンテンダーとしたため、予定よりも1年早くFAになっていた。

米スポーツサイトのブリーチャー・リポートによると、もしシュワバーが年俸調停の権利を得ていたなら、今季年俸は701万ドル~930万ドル(約7億2900万~9億6700万円)だったと算出。1年契約ではあるが、シュワバーは〝相場〟を上回る年俸を手にすることになる。

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