パドレス タティスJr.に11年3億2000万ドルを提示か

複数のメディアは日本時間1月10日、パドレスがフェルナンド・タティスJr.との契約延長成立に向けて前進していることを報じた。ドミニカ共和国のメディアは、パドレスがタティスJr.に対して11年3億2000万ドルの超大型契約をオファーしていることを伝えている。もしこの契約が成立すれば、チームメイトのマニー・マチャド(10年3億ドル)を上回る、メジャーリーグ史上6番目の超大型契約が誕生することになる。

パドレスとタティスJr.の双方が契約延長に興味を示していることは以前から報じられていたが、その契約はメジャーリーグの歴史に残る超大型契約となりそうだ。総額3億ドルを超える契約はマチャドを含めて過去に6例。タティスJr.の総額3億2000万ドルの契約が実現すれば、マチャドの契約を7位に押しやってメジャーリーグ史上6位にランクインする。

マイク・トラウト 4億2650万ドル(2019~30年)
ムーキー・ベッツ 3億6500万ドル(2021~32年)
ブライス・ハーパー 3億3000万ドル(2019~31年)
ジャンカルロ・スタントン 3億2500万ドル(2015~27年)
ゲリット・コール 3億2400万ドル(2020~28年)
※フェルナンド・タティスJr. 3億2000万ドル(2021~31年)
マニー・マチャド 3億ドル(2019~28年)

パドレスのA・J・プレラーGMは、トップクラスの年俸総額を誇るチームとなる準備ができていることを明言していたが、その言葉通り、近年はマチャド、ウィル・マイヤーズ、エリック・ホズマーらと次々に大型契約を結び、今オフは韓国球界から金河成(キム・ハソン)、トレードでブレイク・スネルとダルビッシュ有を獲得。ここにタティスJr.の超大型契約が加わろうとしている。

早ければ来週中にも契約延長が成立すると予想する声もあり、タティスJr.が名実ともに「パドレスの顔」となる日が刻一刻と近付いている。

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