カブス ブライアントとコントレラスへの獲得オファーを受付中

年俸総額の削減と将来に向けたロースターの再編を目指しているカブスはすでにダルビッシュ有をパドレスとのトレードで放出しているが、さらなる主力選手の放出を検討しているようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、カブスは正三塁手のクリス・ブライアントと正捕手のウィルソン・コントレラスへのトレードのオファーを受け付けているという。ブライアントは1年後、コントレラスは2年後にフリーエージェントとなるが、それを待たずにカブスを去ることになるかもしれない。

フリーエージェントまであと1年のブライアントに対しては、大型補強を進めるメッツが興味を示していたことが報じられている。「SNY」のアンディ・マルティノはブライアントのトレードが早ければ今週末のうちに成立する可能性があることを伝える一方、「メッツとカブスは数週間にわたってトレード交渉を行っていない」と指摘。

「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマは、メッツがインディアンスからフランシスコ・リンドーアを獲得する前にブライアントのトレードについてカブスと交渉を行っていたことを伝えているが、どうやらメッツとカブスのトレード交渉はすでに終了しているようだ。

一方、フリーエージェントまであと2年のコントレラスに対しては、カブス前監督のジョー・マドンが指揮を執るエンゼルスが興味を示していることが報じられている。エンゼルスは正捕手候補のマックス・スタッシが開幕に間に合わない可能性があり、メジャーでの実績も十分とは言えないため、捕手の補強を目指しているとみられる。

エンゼルスがコントレラス獲得を目指すうえでの問題は、カブスを満足させられるだけの交換要員を用意できるかということに尽きる。ダルビッシュを獲得したパドレスとは対照的に、エンゼルスのマイナーは充実しているとは言えない状況であり、球団内トップクラスの有望株の放出も覚悟しなければならないだろう。

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