【センダイガールズ】マーベラス・KAORUが引退ロードをスタート「楽しく戦い続けたい」

Sareeeにボード攻撃するKAORU

〝元祖ルチャドーラ〟ことKAORU(51=マーベラス)が現役ラストイヤーを迎えた。

KAORUは1986年8月に全日本女子プロレスでデビュー。ルチャリブレに開眼して、91年には当時日本初のルチャ団体だったユニバーサルに移籍。美形の元祖ルチャドーラとして人気を集めた。

94年から女子プロレス最大のカリスマ・長与千種(56)が設立したガイアジャパンに参戦して長与を支え続けた。その後はOZアカデミーにも参戦。11年には骨髄炎を患うも、14年には奇跡の復活を遂げた。15年にマーベラスに参加すると〝ハードコアクイーン〟として各団体で活躍。昨年12月28日のマーベラス新木場大会で2021年での引退を表明していた。

この日は松本浩代(35)と組んでSareee(24)、旧姓・広田さくら(42)組と激突。

開始から広田にダブルのブレーンバスターを見舞うと、Sareeeを机の破片で乱打。最後は松本のロックドロップ(岩石落とし)を受けてKAORUが3カウントを奪った。

引退の理由についてKAORUは「両親の介護とプロレスの両立が難しくなった」と明かしつつ「思い残したことはないし、完全燃焼できた。自分のデビュー戦の日(8月8日)に引退試合ができればいいですね。残り8か月ですが、ケガのないように、気力を持って楽しく戦い続けたい」と笑顔で語った。

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