ルヴァン杯決勝観戦者がコロナ感染 国立競技場を消毒

ルヴァン杯決勝が行われた国立競技場

Jリーグは10日、1月4日に行われたルヴァンカップ決勝の来場者が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。

感染者は1人で、会場となった国立競技場のバックスタンド一層目南側で観戦していた。濃厚接触者はいないという。

Jリーグは「主催大会において新型コロナウイルス感染防止対策を実施しており、当該のお客さまは、スタジアム入場時の検温において異常はなく、スタジアム内では常にマスクを着用されており、会話や発声はありませんでした。お客さまは試合観戦ののち、発熱と体調不良で医療機関を受診された際に陽性判定を受け、クラブの問合せフォームを通じてJリーグへご連絡いただきました」と経緯を説明。公式ホームページでの情報発信を行ったうえで、試合当日に感染判明者と同じエリアのチケットを購入した観客に対して登録メールアドレスを通じて連絡した。

今回の事案を受けて国立競技場の消毒を実施。今後の対応策として「万が一、体調不良などがある場合は、お住まいの最寄りの保健所にご相談をお願いいたします。Jリーグは引き続き、感染防止対策を徹底のうえ、安心、安全な大会運営に努めてまいります」とした。

東京都では感染者の拡大が深刻化しており、今後のスポーツイベント開催ではさらに徹底した感染対策が求められそうだ。

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