【初場所】カド番の朝乃山 黒星発進も切り替え強調「負けたことは仕方ない」

押し出しで大栄翔に敗れた朝乃山

大相撲初場所初日(10日、東京・両国国技館)、カド番の大関朝乃山(26=高砂)は幕内大栄翔(27=追手風)に敗れて黒星発進となった。

立ち合いから相手の激しい突き押しに後退した朝乃山は、そのまま押し出され「あごを上げて相撲を取って、そこが悪かったなと。(まわしは)簡単に取らせてくれないと思っていた。足が出なかった」と振り返った。

昨年11月場所は右肩を負傷して途中休場。今場所で負け越せば大関陥落となるが「今日負けたことは仕方ない。しっかり反省してやっていきたい」と切り替えを強調する。

今場所は新型コロナ禍で多数の休場力士を出した。それでも「開催されたからには力士一同、お客さんに喜んでもらえるような相撲を取るだけ」と力強く語った。

一方、関脇照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)は幕内琴勝峰(21=佐渡ヶ嶽)を押し倒して初白星を挙げた。

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