送迎車両試験運行へ 海老名市中央図書館

 海老名市教育委員会は2月下旬、昨年10月にリニューアルオープンした市立中央図書館(同市上郷)への送迎車両の試験運行を実施する。

 「図書館へ行こう号」はミニバンタイプの公用車2台を活用し、事前申し込み制で無料、定員は8人。期間は22日から土・日曜を除く29日までの6日間。(1)東柏ケ谷(2)上今泉・柏ケ谷(3)浜田町・杉久保(4)大谷・国分寺台−の地区を対象に、各地区で3日間運行し1日2〜4便、地元のコミュニティーセンターや公園前と同図書館を結ぶ。

 試験運行は、同図書館のリニューアルオープンに合わせて昨年9月に廃止した自動車文庫の代替サービスとして本格実施を検討するためのもの。

 自動車文庫は、来館に不便な遠隔地を同図書館の専用貸し出し車が2週間に1回巡回していた。今回はその同じ地区で利用者を送迎するという。

 市教育委員会教育指導課は「自動車文庫の場合と同様、高齢者や親子連れの利用を想定している。利用者のアンケートも実施して2016年度以降、本格運行を検討したい」と話している。

 利用申し込み・問い合わせは、同課電話046(235)4926。

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