第100回全国高校ラグビー大会で戦後6校目の2連覇を遂げた桐蔭学園フィフティーンが10日に帰浜した。JR新横浜駅で取材に応じた藤原秀之監督(53)は「勝ち負け以上に価値があり、ラグビーの歴史に刻む大会だった」と約2週間の熱戦を振り返った。
桐蔭は12月27日の初戦から計6試合を勝ち抜き、史上最多63校が出場した記念大会で3度目の頂点に立った。全国屈指の重量FWと得点力の高いバックスがかみ合った偉業に、ナンバー8の主将佐藤は「難しい1年だったが優勝できて良かった。後輩たちは新たに自分たちの色を見つけて成長してほしい」と充実感を漂わせた。
同駅で出迎えた岡田直哉校長は「君たちが乗り越えてきた戦いは、これからの人生で糧になるのは間違いない」と選手たちに語りかけ、健闘をたたえた。