夢彩都でクラスターなど 長崎県内18人感染1人死亡、10日発表

新型コロナウイルス感染者の入院状況

 長崎市と県は10日、2市1町で18人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。長崎市のベスト電器長崎夢彩都店でクラスター(感染者集団)が発生した。県内の感染確認は計1034人。感染後に入院治療中だった長崎市の無職の1人が9日に死亡したことも明らかにした。県内の死者は計8人となった。
 長崎市のうち、従業員ら4人が感染していたベスト電器長崎夢彩都店で新たに1人が感染し、クラスターとなった。客の感染は確認されていない。同店は8日から臨時休業している。
 浜屋百貨店でも勤務者1人が感染。地階の総菜店でクラスターが発生したのを受け、地階の他の勤務者ら約200人を検査していた。今回の感染者と総菜店との関連は不明という。地階は営業を休止している。
 長崎市理財部の60代男性職員の感染も確認された。
 クラスターが発生した五島市内の店名非公表の飲食店では新たに利用客2人が感染し、従業員らも含め計7人となった。佐世保市での感染確認はなかった。
 9日発表分は県内検査数502人に対し陽性者60人だった。10日発表分の県内検査数は前日の大雪の影響もあり427人とやや少なかった。


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