小湊鐵道キハ40が試運転、五能線キハ40は廃車回送_もとJR東西の国鉄形気動車3両が並ぶシーンも

あたたかな気候の新天地で助走しはじめたキハ40、幾年も走り続けた海辺の線路を離れ廃車へとむかうキハ40系―――。

国鉄が全国各地の非電化路線むけにつくった気動車(ディーゼルカー)キハ40系の対照的なワンシーン。

秋田車両センター所属の五能線色キハ40形6両がこの1月、廃車回送。電気式気動車GV-E400系の登場で役目を終え、長年走った現場を離れていった。

五能線は、ことし3月のダイヤ改正で、すべての列車が GV-E400系に。五能線のキハ40・48は、このあとも廃車が続く見込み。

小湊鐵道に渡ったキハ40は試運転へ、いすみ鉄道の国鉄形気動車と並ぶ

いっぽう、秋田のキハ40とは対照的に、郡山総合車両センターから千葉の小湊鐵道に電撃移籍したキハ40は、小湊鉄道線で試運転を始めた。

直近では、キハ40 2026 と 小湊鐵道キハ202 の2両ペアで、上総中野駅まで往復。

両車ともディーゼルエンジンを動かし、協調しながら試走。キハ40 2026 の側面には、「キハ40 2 Coming soon K・T・K kominato railway」と記されたステッカーもあった。

上総中野駅では、いすみ鉄道の キハ52 や キハ28 と並ぶシーンも。

もとJR東日本のキハ40と、もとJR西日本 富山運転センター車両管理室のキハ52・キハ28 、3台の国鉄形気動車が、千葉のローカル私鉄・第三セクターの接続駅で出会うという、新しいステージへ―――。

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