数学支援10年を本に NPO法人「はげまし隊」

NPO法人「学校支援のべおかはげまし隊」が10年の活動をまとめた記念史

 延岡市内の中学校などで数学の授業を中心にサポートする、NPO法人「学校支援のべおかはげまし隊」(佐藤邦典理事長)は、これまで10年間の活動を記念史にまとめた。
 同法人は2009年、旭化成OBによるボランティアとしてスタート。現在はOBに限らず地域住民も参加し、約170人が登録している。これまでは隊員が授業に入って学習支援をしてきたが、コロナ禍にある20年度は高校受験対策として、リモートで面接の練習などを行っている。
 記念史は歩みを文章や写真、活動を紹介した新聞記事などで振り返っている。隊員や各学校長からの寄稿も掲載。A4判312ページ。110部を製作し、学校や支援団体、市立図書館などに配布した。佐藤理事長は「記念史を通じて市民に活動を知ってもらい、興味を持ってもらえたら」と話している。

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