ミルクボーイ「上方漫才協会大賞」を受賞! 喜びいっぱいで決めフレーズ忘れる

トロフィーを手に笑顔のミルクボーイ(左から駒場、内海)

若手漫才師の育成とサポートを目的に発足した「上方漫才協会」主催の「第六回 上方漫才協会大賞」が11日、大阪市のなんばグランド花月からオンライン配信され、お笑いコンビ「ミルクボーイ」(内海崇=35、駒場孝=34)が大賞を受賞した。

1年を通じての舞台、メディアでの活躍や、漫才への貢献などの視点から選ばれる同大賞には、「M―1グランプリ2020」を制した「マジカルラブリー」ら55組がノミネートされ、ミルクボーイの2人が栄冠に輝いた。

内海は「ありがとうございます。今、トロフィーをいただきました」と、いつものつかみで喜んだが「なんぼあってもいいですからね」を言い忘れた。司会を務めた「アインシュタイン」河井ゆずるから指摘され、「うれしすぎて言い忘れまして。うれしすぎると出ないんです」と頭をかいた。

同大賞受賞は相当な喜びだったようで「5年前には考えられへんかった」と感極まり涙。その理由について「5upよしもとを卒業した後に、漫才劇場ができて救ってもらったので、大賞をとれてうれしかった」と説明した。駒場も「大阪の漫才に憧れて、大阪で漫才をしたいと思った。〝上方〟って冠のつく賞をいただけて本当に光栄ですし、賞に恥じないよう頑張りたい」と喜んだ。

そんな2人に上方漫才協会会長の中田カウス(71)は「大賞にふさわしい。大変忙しくても、漫才に対する情熱を感じる。苦労が身について脚になっている。涙を流したり人間味もあって感動する。いいコンビに大賞を受賞していただいた」と絶賛した。

特別賞は「和牛」、話題賞は「すゑひろがりず」と「マヂカルラブリー」が受賞。新人賞には「カベポスター」が選ばれた。

また、事前の観客投票によるよしもと漫才劇場メンバーの「オシャレ&ダサい芸人ランキング」も合わせて発表され、オシャレ部門は「コウテイ」九条ジョー(26)が受賞、ダサい部門は「エンペラー」安井(27)が連覇を達成した。

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