中田カウス M―1王者マヂカルラブリー「あれは漫才なのか」論争に言及

中田カウス

上方漫才協会会長の中田カウス(71)が11日、大阪市のなんばグランド花月からオンライン配信された「第六回 上方漫才協会大賞」に出演。昨年末に行われた漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2020」で優勝したお笑いコンビ「マヂカルラブリー」(野田クリスタル=34、村上=36)が披露したネタに対する「あれは漫才なのか」論争について言及した。

マヂカルラブリーは同賞の話題賞を受賞。この日もネタを披露した。終了後、取材対応したカウスは、マヂカルラブリーのネタについて聞かれ「ウチの師匠の中田ダイマル・ラケットは、パンツ一枚でボクシングで血だらけになるような漫才をやっておりましたし、(夢路)いとし・(喜味)こいし師匠も、はさみを取り出してスーツ、ネクタイをジョキジョキ切るという『これが漫才か』と言われるような漫才をやってた時期がある」と、偉大な先輩芸人の芸を例に挙げた。

続けて「行き着くところはオーソドックス。そこに行くまでは、いろんなことをやればいい。今まで見たこともない漫才を見たからビックリしたわけで、日本で一番と言われる賞レースでチャンピオンになったんだから、漫才だと思いますし、今日の授賞式を見ててもしゃべくり漫才をしていた。僕も期待している」と新チャンピオンにエールを送った。

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