長野県茅野市、クラウドファンディング開始 AIオンデマンド交通などの実証運行に活用

長野県茅野市は、昨年12月からAIオンデマンドシステムの実証運行を開始。ハブ&スポーク型の地域公共交通体系への実現を目指している。同市は1月9日、その実証運行の費用を集めるためにガバメントクラウドファンディングを開始した。

茅野市では、昨年の第2次地域創生総合戦略の策定に向け、新しい地域公共交通のあり方を議論してきた。その中で、いつでも、行きたい時に、行きたい場所へいけるまちへの転換を図るため、AIオンデマンドシステムの導入実験を始めた。

実験では、乗合オンデマンドタクシーに加え、通学の電車時間に合わせた通学バスの2つを検証している。

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今回発表したガバメントクラウドファンディングは、これら実証運行の費用を集めるために実施する。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を利用して支援者を募り、100万円の調達を目標に掲げる。

寄付募集は11日現在で既に開始しており、3月10日まで行う予定。「ふるさとチョイス」内の専用ページ(

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1128

)から寄付が可能だ。

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