水印木版画技法は、朝鮮民族によって創造された優秀な版画技法である。
「朝鮮の今日」は10日付で、「水印木版画技法はわが国で8世紀以前から創造されて、今日まで伝わってきて、民族の美術発展に寄与した優秀な版画技法である」と報じた。
「朝鮮の今日」は、要旨次のように指摘した。
水印木版画技法とは、水性顔料を利用した木版画の一形式。
朝鮮画の形象原理に基づいている水印木版画は、色がきれいで滑らかに感じられ、全体の画面が清潔でさわやかな感覚を与える。
「無垢浄光大陀羅尼経」（751年）、「百万陀羅尼経」（764年）などは、世界で最も早い時期の水印木版印刷物である。
その後、高麗時代の「八万大蔵経」、朝鮮封建王朝時代の「朝鮮封建王朝実録」などの書籍に印刷された単色イラスト形式で水印木版が数多く創作された
19世紀に創作された「ピョンヤンの春」は独自の彩色水印木版画作品だ。
抗日革命闘争の時期に創作された「司令部の灯かり」（1938年）、クァンソン写真館の記念押印など、この時期の水印木版画作品は、主題と思想的内容において金日成主席に対する尊敬の情にあふれ、戦闘的で革命的なものであることから、、大衆教養の強力な思想的武器として利用され、革命的水印木版画の始原を開いた。
共和国の民族遺産保護局では、去る2017年の水印木版画技法を国家非物質文化遺産に登録して、わが民族の悠久な歴史と文化を積極的に生かして行くようした。
朝鮮労働党の賢明な指導の下で今日共和国では、水印木版画に対する教育と創作が活発になり、その技法も日増しに豊かになっている。（了）
