ヤンキースからFAとなったDJ・ラメーヒュー内野手(32)が進展しない再契約交渉に痺れを切らし、近日中にも他球団との本格的な契約交渉に入る可能性が強まった。ヤフー・スポーツのティム・ブラウン記者が11日(日本時間12日)に伝えた。
ラメーヒューとヤンキースは相思相愛と思われたが、金銭面や契約年数の隔たりがネックになっているようだ。複数の米メディアによるとヤンキースは4年8400万ドル(約87億5000万円)、ラメーヒューは5年1億1000ドル(約114億6000万円を望んでいるとされる。この溝がなかなか埋まらないのだ。
ブラウン記者はラメーヒューに近い情報筋の話として「彼は自分に最も興味を示すドジャース、ブルージェイズ、メッツ、さらに早期に接触してきたブレーブス、カージナルス、レッドソックスなどと再コンタクトすると決めた。ヤンキースに妥協を強いるための作戦かもしれないが、これらの球団と契約が成立するかも」とリポート。ラメーヒューのヤンキース退団の可能性に言及した。
今オフのFA市場はコロナ禍の影響で停滞。ラメーヒューだけではなく、ヤンキースからFAの田中将大投手(32)、レッズからFAのトレバー・バウアー投手(29)など、有力選手の去就決定が例年以上に遅い。ラメーヒューの動向はヤンキースとの再契約を望むとされる田中に大きく影響するといわれているだけに目が離せない。