ブレーブス 三塁手より左翼手の補強を優先する方針

メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から得た情報によると、ブレーブスは三塁手より左翼手の補強を優先する方針を固めているようだ。オースティン・ライリーが開幕から正三塁手として起用されるものとみられる。フリーエージェント市場にはブレーブスからノンテンダーFAとなったアダム・デュバルを含め、まだ多くの外野手が残っているが、ブレーブスは今季の正左翼手として誰を獲得することになるのだろうか。

ブレーブスの外野陣は正中堅手に有望株のクリスチャン・パチェが抜擢される見込みとなっており、それに伴ってロナルド・アクーニャJr.は右翼固定が濃厚。左翼にはエンダー・インシアーテや有望株のドリュー・ウォーターズといった候補もいるが、ブレーブスは補強を目指している。

フリーエージェント市場にはデュバルのほか、ジョージ・スプリンガー、ジャッキー・ブラッドリーJr.、マイケル・ブラントリー、エディ・ロサリオ、ジョク・ピーダーソン、ジュリクソン・プロファーなど多くの有力外野手が残っているが、忘れてはいけないのが昨季1年契約でブレーブスに加入し、本塁打と打点の二冠に輝く大活躍を見せたマーセル・オズーナだ。

ブレーブスは昨季、オズーナを全60試合のうち39試合で指名打者として起用しており、指名打者制の有無が未定の現時点では再契約の意思があるかどうかは不透明。しかし、昨年1月にブレーブスがオズーナと契約した時点では、ナショナル・リーグで指名打者制が採用される予定はなかったため、ブレーブスはオズーナを正左翼手として起用する予定だったということになる。よって、ブレーブスが正左翼手としてオズーナと再契約する可能性は十分にあると言えるだろう。

今オフ、同地区ライバルのメッツが大型補強を展開するなか、地区3連覇中のブレーブスもそれに後れを取るわけにはいかない。メッツに対抗するうえで、昨季打率.338、18本塁打、56打点、OPS1.067をマークしたオズーナとの再契約は極めて有効な一手となるはずだ。

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