巨人・丸が残留決めた菅野に報いる決意 「今季は僕たちが助ける」

自主トレを公開した丸佳浩

残留を決めたエースの思いに報いる。巨人の丸佳浩外野手(31)が12日、自主トレ終了後、リモート取材に応じ今季へかける思いを語った。

この日はウエイトトレーニングを中心に、キャッチボールや、緩い速度でのマシン打撃などで汗を流した丸。「春のキャンプで全部のメニューを100%でできないときがあった。ここ数年はギリギリのところでのウエートはやってこなかったけど、今年は体のケアをしつつ、もう一度、しっかりやろうということですね」と、筋力強化が今オフのテーマであることを明かした。

もちろん丸が目指すのはリーグ3連覇と日本一。メジャー移籍を目指すもチーム残留が決まったエース・菅野について「僕らからしたらすごい頼もしいですし、また一緒に野球がやれてうれしく思います」。同時に「昨季は彼にだいぶ助けてもらったシーズンだったので、今シーズンは逆に僕たちが助けてあげられるようなシーズンにしたいと思います」と、恩返しの活躍も誓った。

野手陣にはDeNAからFAにより加入した梶谷、新外国人のテームズとスモークなど、強力な新戦力が加わる。梶谷については「去年、梶さんに痛い思いをさせられたので、うちとしてはそういった選手が来てくれたのは心強い。顔を合わせたら話をしようかなと思います」と手放しに喜べば、新助っ人に「外野の連携や、ポジショニング、守備への意識の持ち方など、意思疎通を図りながらやらないといけないので、そういったところは話し合おうかなと思います」と、万全の受け入れ態勢を約束した。

自身初の日本一に向けバットでの活躍だけでなく、チーム全体の潤滑油としての働きにも期待がかかりそうだ。

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