巨人・一軍投手チーフコーチ補佐就任の桑田氏「指導者としてエースになれるように」

投手チーフコーチ補佐に就任した桑田真澄氏(球団提供)

リーグ3連覇、9年ぶり日本一を目指す原巨人に朗報だ。12日、レジェンドOBである桑田真澄氏(52)の一軍投手チーフコーチ補佐就任が決定。原辰徳監督(62)とオンライン会見に臨んだ。

現役時代、背番号「18」を背負い173勝を挙げた桑田氏は「巨人軍OBの1人として、少しでも力になりたいと思い、お引き受けしました」と球団への恩返しを誓った。

15年ぶりに着る巨人のユニホームの背番号は「73」。宮本投手チーフコーチをサポートする桑田氏は「恩師である藤田(元司)監督(故人)がつけられていた番号ですので、藤田さんにも恥じないように、指導者としてエースになれるように頑張っていきたい」と意気込みを語った。

MLBのパイレーツを最後に2008年に現役を引退した桑田氏は、評論活動のかたわら早大大学院などで投球動作の研究に励んだ。また東大野球部の特別コーチを務めるなど、野球に携わってきた。

プロでは初となる指導法について「実際の感覚とかイメージ、それに科学的根拠ですね。両方を添えて指導していきたい。それをすることで、彼らの潜在能力を最大限に発揮できる」と映像解析など最新技術を用いるという。

昨年末に山口オーナーに相談しオファーした原監督は「春から素晴らしい吉報であり、そしてジャイアンツファンももちろん喜んでいるというふうに思っております」と満面の笑み。桑田氏の理論と力を借りて投手陣を強化し巨人が日本一へとまい進する。

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