【ラグビー】「コロナの脅威を感じた」選手らの集団感染に太田チェアマンも困惑

太田治チェアマン

ラグビー・トップリーグ(TL)の太田治チェアマン(55)が12日、オンライン取材に応じ、ラグビー界を襲う新型コロナウイルス禍について語った。

TLでは、トヨタ自動車で13人、サントリーで7人、キヤノンで24人の新型コロナウイルスの感染者が確認。トヨタ自動車―サントリー(16日、豊田)とリコー―キヤノン(17日、駒沢)の開幕カード2試合を中止すると発表していた。

太田チェアマンは「複数のチームから多数の感染者が出たため、さまざまな関係者と協議の上、2試合を中止にした。政府が出している方針をもとに、開幕の準備をしてきた。ガイドライン等も準備してチームと一緒になって準備をしてきたが、コロナの脅威を感じた」と顔をしかめた。

また、東芝でも選手2人が新型コロナウイルスに感染。16日にはNTTコミュニケーションズ戦(国立)を控えているが、チーム活動は8日から休止している。それでも「東芝さんと協議をしながら逐一情報共有をしながら判断をしていきたい」と、現時点では試合を実施する方針を示した。

今後ついては「しっかりと予防施策をした上で、何とかこういった状況をチームのみなさんと共有しながらガイドラインの見直しや予防策、行動管理の徹底等を行って、安全な大会運営を目指して、大会の成立に尽力したい」と述べた。

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