【ラグビー】太田チェアマン「非常に怖い状況」コロナ集団感染でガイドライン改定も検討

リモート会見を行った太田チェアマン

コロナから身を守るためには――。ラグビー・トップリーグ(TL)で複数チームから多数の新型コロナウイルス感染者が出たことを受け、太田治チェアマン(55)が今後の予防案について言及した。

ラグビーなどのコンタクトスポーツは、接触の少ないスポーツに比べて新型コロナウイルスに感染するリスクが高いと言われているが、太田チェアマンによると「TLでは現在のところ1件も報告を受けておりません」とピッチ内での感染はないという。

しかし、ミーティングや食事などのピッチ外の行動が感染の原因となっていることから「徹底していても感染が拡大しているので、非常に怖い状況かなと思う。いずれにしても、濃厚接触者にチーム全員が認定されてしまうとゲームができなくなるため、小グループや行動指針を守ることに尽きる」と語気を強めた。

現在は2週間に1回PCR検査を実施。さらに、ガイドラインに基づいた対策を講じている。だが、少しでも感染者を減らしていくために「スポーツ庁の指示に従って、この状況を相談しながら改正を進めている。3版目には政府の知見も溜まっているので、そのへんを加味した内容や、行動様式やコンディショニングだったりとかを盛り込んで見直してきたい」とガイドラインの改定を検討していく方針を示した。

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