巨人にMLB196発男が加入、鷹は新外国人2人を獲得 12球団の補強の進捗状況は?

巨人に加入するジャスティン・スモーク【写真:Getty Images】

巨人はスモークの獲得に加え、エース菅野の残留も決まる

2021年が幕を開け、はや2週間弱が経過した。各選手たちは各地で自主トレをスタートさせており、各球団の編成もほぼ固まりつつある。

年が明けてからも複数の球団から新戦力の獲得が発表された。そこでここでは12球団の補強の進捗状況を振り返ってみよう。※が2021年になってから新たに発表された選手だ。

○セ・リーグ
【巨人】
井納翔一投手
梶谷隆幸外野手
エリック・テームズ内野手
ジャスティン・スモーク内野手※

【阪神】
加治屋蓮投手
山本泰寛内野手
チェン・ウェイン投手
ラウル・アルカンタラ投手
メル・ロハスJr.外野手
鈴木翔太投手(育成)

【中日】
福留孝介外野手
マイク・ガーバー外野手
ランディ・ロサリオ投手
ルーク・ワカマツ内野手(育成)
山下斐紹捕手(育成)

【DeNA】
風張連投手
田中俊太内野手
フェルナンド・ロメロ投手
ケビン・シャッケルフォード投手(育成)
スターリン・コルデロ投手(育成)

【広島】
ケビン・クロン内野手
ドビーダス・ネヴァラウスカス投手
カイル・バード投手

【ヤクルト】
内川聖一内野手
宮台康平投手
サイスニード投手
ホセ・オスナ内野手
ドミンゴ・サンタナ外野手
近藤弘樹投手(育成)
小澤怜史投手(育成)

セ・リーグで新たに新戦力の加入発表があったのは巨人のジャスティン・スモーク内野手。34歳のスモークはスイッチヒッターの長距離砲だ。2010年にレンジャーズでメジャーデビューを果たすと、2015年からブルージェイズで5年連続2桁本塁打。2017年にはキャリアハイの38本塁打を放っている。昨季はわずか5本塁打に終わったものの、メジャー通算196本塁打のパンチ力には大きな期待が集まる。

また巨人はポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を目指していた菅野智之投手がメジャー球団と契約合意に至らず、今季も残留することに決定。昨季開幕13連勝を果たすなど、チームの2年連続リーグ優勝に大きく貢献したエースの残留は今季を戦う上でこの上ない“補強”と言えるだろう。

ソフトバンクに加入するコリン・レイ【写真:Getty Images】

オリックスには2019年まで在籍した前楽天のロメロが出戻り“復帰”

○パ・リーグ
【ソフトバンク】
コリン・レイ投手※
アンディ・ロドリゲス投手(育成)※

【ロッテ】
アディニー・エチェバリア内野手

【西武】
吉川光夫投手

【楽天】
アダム・コンリー投手
ブランドン・ディクソン内野手
ルスネイ・カスティーヨ外野手※

【日本ハム】
ロビー・アーリン投手
ロニー・ロドリゲス内野手

【オリックス】
ステフェン・ロメロ外野手※
山崎颯一郎投手(育成→支配下)
能見篤史投手兼投手コーチ
田城飛翔外野手(育成)

年末まで補強の動きのなかった4年連続日本一のソフトバンクは新外国人2人の獲得を発表。コリン・レイ投手は昨季カブスでプレーした右腕。メジャー通算で35試合に登板して8勝8敗、防御率4.79。先発、中継ぎどちらも経験があるが、チームは先発候補として考えている。

また、キューバ人のアンディ・ロドリゲス投手は2019年のプレミア12にも出場していたキューバ期待の若手右腕。最速150キロを超える真っ直ぐを武器としている。当初は育成選手契約となるが、同様に育成から球界を代表するリリーバーになったリバン・モイネロ投手のような出世街道を歩むか。

楽天は前レッドソックスのルスネイ・カスティーヨ外野手の獲得を発表。2014年にメジャーデビューを果たしたが、2017年以降のメジャー出場はなし。2018年には3Aで打率.319、5本塁打の成績を残し、中距離タイプの外野手となる。

オリックスは昨季楽天でプレーしていたステフェン・ロメロ外野手を獲得。一昨季までは3年間オリックスでプレーしており、異例の“出戻り”となる。昨季は楽天で103試合に出場して打率.272、24本塁打63打点という成績だった。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2