家族必見! 受験生のコロナ感染対策と注意点

1月16日、17日の2日間、大学入試センター試験に代わる「大学入学共通テスト」が始まります。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、受験生や家族はどういった点に注意すべきか、ポイントをまとめました。

<受験シーズン 家庭内での対策は>

まず、受験生がいる家庭で心掛けてほしい感染防止策として(1)家庭内では家族みんなで体調を確認し合いましょう。そして(2)手洗いやうがい、手指の消毒は徹底しましょう。この2つはどの家庭でも行ってきた対策だと思われますが、さらに意識を高めて(3)ドアノブなど、手で触れる部分の消毒も徹底しましょう。(4)家の中でもマスクを着用しましょう。(5)食事は「受験生1人で」または「時間差で」取ると安心です。寒い季節ですが(6)部屋の小まめな換気も大切です。

学生が感染する経路として、家族による家庭内感染も発生する恐れが高いため、徹底的に気を付けることが大切になります。

<共通テスト当日の注意点 例年と違う点も!>

共通テスト当日の注意点も見ていきましょう。試験会場では検温は行われません。自分自身で検温を行う必要があります。受験生が持っている、受験上の注意をまとめた冊子には「健康観察記録」のページがあります。これに当日も含め、過去2週間の体温を記入して、試験会場に持参する必要があります。大学入試センターのホームページからダウンロードもできるので、紛失した場合はそこから入手してください。

試験当日、受験生はマスクの着用が義務付けられています。ただ「着けてはいけないマスク」があります。英文字や地図の模様が入っているマスクは使用することができません。できるだけ柄のないものが無難でしょう。

試験当日の昼食についても注意すべき点があります。昼食は試験会場の自分の席でのみ食べることができ、友達などと会話をすることはできません。

今年はコロナ禍のため、今までのセンター試験とは違うこともたくさんあります。会場は換気をしっかり行うため、寒い可能性もあります。脱ぎ着のしやすい温かい服装を心掛けた方がいいかもしれません。事前にチェックをして、安心して試験に臨むことが重要です。

<感染の疑いがある時は…>

もし受験生自身の感染が疑われる場合はどうなるのかまとめました。

まず、感染者になった場合と濃厚接触者になった一部の人は当日に受験することができませんが、2週間後の追試験を受験することができます。感染が疑われる場合は無理せず、2週間後に万全の状態で追試験を受けましょう。

また、濃厚接触者に関しては当日、受験できる場合もあります。PCR検査が陰性で当日には無症状であることなど条件をクリアすれば、当日に別室で受験することもできます。さまざまな状況が想定されるため、詳しくは大学入試センターのホームページで確認してください。

今年は新型コロナウイルスの感染拡大という大変な状況下の受験となりますが、体調をしっかり整えて全力を尽くして試験に挑んでください。

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