「2つの密」の維持・強化を 海自佐世保 出口総監が年頭訓示

隊員を前に年頭訓示をする出口総監=海自佐世保地方総監部(同総監部提供)

 海上自衛隊の出口佳努(かつと)・佐世保地方総監は12日、長崎県佐世保市平瀬町の同総監部で、隊員約20人を前に年頭訓示をした。職務に誇りを持ち、部内外の部隊や地域住民などとの関係を強化することを隊員に求めた。
 出口総監は「わが国を取り巻く安全保障環境上の課題や不安定要因はいささかも減少することなく、極めて厳しい状況が継続した」と昨年を総括。自然災害の多発や新型コロナウイルスの感染拡大についても触れた。
 隊員には「誇りを持って勤務し、精強・即応の態勢を堅持してほしい」と求めた。さらに、感染防止のため「3密」を回避しながら勤務し生活する一方、新たに▽部内外の部隊や関係機関などとの「緊密」な連携▽地域住民らに貢献できるような「親密」な関係-の「2つの密」の維持・強化に努めることを呼び掛けた。

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