ブリュワーズがユーティリティのロバートソンと契約合意

メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、ブリュワーズはジャイアンツからノンテンダーFAとなっていたダニエル・ロバートソンと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。年俸は90万ドル、さらに最大40万ドルの出来高が設けられていることが報じられている。二塁・三塁・遊撃を中心に内外野の様々なポジションを守れるロバートソンの加入は、ブリュワーズの選手層に厚みをもたらすことになるだろう。

現在26歳のロバートソンは2017年にレイズでメジャーデビューし、3年連続で70試合以上に出場。内野3ポジションのほか、一塁や外野、ときにはマウンドに上がることもあり、ユーティリティ・プレーヤーとしてチームを支えてきた。2018年には87試合に出場して打率.262、9本塁打、34打点、出塁率.382、OPS.797という自己最高の成績を残している。

昨季は開幕直後にメジャーとマイナーを何度か往復したものの、出場機会がないまま8月中旬に戦力外となり、5日後に金銭トレードでジャイアンツへ移籍。ジャイアンツでもメジャーとマイナーの往復を繰り返したが、13試合に出場して打率.333(21打数7安打)と限られた出場機会のなかで結果を残した。しかし、2021年の契約をオファーされず、昨年12月上旬にノンテンダーFAとなっていた。

ブリュワーズは今オフ、ジェッド・ジョーコやエリック・ソガードといった複数のポジションを守れる内野手がフリーエージェントとなってチームを去っており、彼らに代わる内野のバックアップ要員の獲得が急務となっていた。三塁のルイス・ウリアスと遊撃のオーランド・アルシアは絶対的なレギュラー選手ではなく、ロバートソンにもチャンスがあるはず。内野の控えが手薄なため、メジャーのロースターに残ることさえできれば、ロバートソンには多くの出場機会が与えられることになりそうだ。

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