この先気温変化大きい 北日本は週末に大荒れのおそれ

 13日(水)午後も、北陸や北日本は雪や雨が降る所があるが、太平洋側は晴れる所が多い見込み。全国的にきのうより気温が高めで、関東から西の各地は昼過ぎにかけて、気温が10℃を上回る所が多くなりそうだ。ただ、積雪の多い地域はなだれに注意が必要となる。

気温高めに

 今夜遅くから14日(木)にかけては、低気圧が発達しながら北日本を通過する見通し。このため、14日(木)の北海道は、沿岸を中心に雪を伴った風が強まり、ふぶく所がありそうだ。東北や北陸でも午前中を中心に雪や雨となり、雷を伴う所がある見込み。太平洋側は晴れる所が多く、日中の気温はきょうよりさらに高く、13℃から16℃くらいまで上がりそうだ。

 15日(金)は日本海側でも天気が回復傾向で、この時季としては気温の高い地域が多い見込み。最高気温は福岡16℃(3月下旬並み)、大阪15℃(3月下旬並み)、金沢11℃(3月中旬並み)など、日本海側でも気温が上がりそうだ。
 ただ、東京など関東は湿った空気の影響で雲が広がりやすい予想で、そのぶん気温が上がりにくい可能性がある。

週末の天気

 週末は北日本を中心に風が強まり大荒れの天気となり、低気圧の発達程度によっては暴風雪や大しけとなるおそれがある。16日(土)午後は西から冬型の気圧配置が強まるため、日本海側を中心に17日(日)にかけて雪の降る所が多くなりそうだ。強風や高波、なだれや屋根からの落雪、除雪中の事故などに注意が必要となる。
 なお、太平洋側は16日(土)まで気温の高い地域があるが、17日(日)には南岸を含めて寒くなると予想される。この先、気温の変化が大きいので注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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