Rソックス・ベニンテンディ 今週中にトレード成立か

レッドソックスが放出を検討していることが報じられているアンドリュー・ベニンテンディについて「今週中にトレードが成立するだろう」との見方が広がっている。「ボストン・スポーツ・ジャーナル」のショーン・マカダムは関係者から「トレードはまもなく成立する」という話を聞いており、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドも関係者の話として「トレードが今週末までに成立しなければ衝撃だ」という発言を紹介している。

ベニンテンディのトレードについては、レッドソックスが複数のチームと本格的な交渉を行っていることが報じられていた。「ジ・アスレチック」のジム・ボウデンはマーリンズがベニンテンディ獲得に動いていることを伝えていたが、マカダムは「マーリンズへのトレードは実現しないだろう」という関係者の話を伝え、ベニンテンディ獲得に動いているチームとしてアストロズやアスレチックスの名前を挙げている。また、ベン・チェリントンGMとの関係性からパイレーツを候補に挙げる関係者もいるようだ。

現在26歳のベニンテンディは2015年のドラフト1巡目(全体7位)指名でレッドソックスに入団。このときレッドソックスのGMを務めていたのがチェリントンだった。昨年2月に2年1000万ドルの契約を結んでおり、今季の年俸は660万ドル。フリーエージェントまであと2年保有できるため、複数のチームから関心を寄せられている。

2017年に打率.271、20本塁打、90打点、20盗塁、OPS.776で新人王投票2位にランクインし、2018年にも打率.290、16本塁打、87打点、21盗塁、OPS.830の好成績を残したベニンテンディだが、その後は伸び悩みが続いており、昨季は故障の影響でわずか14試合の出場に終わった(打率.103、0本塁打、1打点、1盗塁、OPS.442)。かつての全米ナンバーワン有望株は今季どのチームのユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。

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