沖縄での自主トレは20年ぶり キングカズが語った2021年シーズンの目標

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調整で軽快な動きを見せる横浜FCの三浦知良(右)=タピック県総ひやごんスタジアム(古謝克公撮影)

 横浜FCのFW三浦知良(53)は13日の練習後、タピック県総ひやごんスタジアムで沖縄タイムスなどのインタビューに応じた。

 

 ―沖縄での自主トレの成果は。

 「FC琉球がホームとする素晴らしいスタジアム、ピッチでトレーニングさせていただいた。本当に環境に恵まれ、ホテルの方々のサポートも非常に大きかった。本当に感謝したい。スタジアムの中の筋トレのジムもしっかり充実していたし、午前中はピッチを自由に使わせてもらった。天気も沖縄にしたら寒かったようだが、東京と比べたら非常にコンディションが良い中でやれたのは収穫。最初はスローペースで始まったが、徐々に上げていくこともできた。20日からチームの和歌山キャンプが始まるが、その準備としては非常に素晴らしい質の高いトレーニングがバランスよくできたと思う」

 

 ―11日に契約更新、12日には開幕戦のスケジュール発表があった。

 「どこのチームも2月26、27日の開幕に向けて、そこに集中して調整している。自分も開幕のピッチに立てるように、この沖縄でいいスタートが切れた。2月から始まるシーズンに、いいコンディションで入っていけると信じている」

 

 ―沖縄の自主トレは久しぶりとなる。

 「ヴェルディ時代の1995年から始め、2001年までかりゆしの方でずっとやらせてもらっていたので20年ぶりになる。そこからはずっとグアム。久しぶりの沖縄で、またぜひこの環境でやらせてもらいたいなと今思っている」

 

 ―芝の感覚は。

 「Jで使っているピッチだから、この時期にこのピッチ状態の中でやらせてもらうのはラッキーだった。この後にJリーグのチームが使うから、ちょっとずれていたら使えなかった。感謝したい」

 

 ―コロナ禍でのシーズンとなる。

 「感染予防していても、感染する人は増えている。大相撲でも陽性者が出て、それによって出場できなくなる人もいる。Jリーグもきっとそういうことは今後あると思う。想定内と考えながら感染予防を徹底するしかない。今年も引き続き気を緩めずにしっかりと感染予防だけは続けたい」

 

 ―横浜FCの契約更新の際のコメントで「サッカーに対する向上心と情熱は増すかばり」とあった。それはどこからくるのか。

 「どこからなんですかね。18歳でブラジルでプロになった当初、試合に出られない悔しい気持ちをいつも持ってやっていた。ここ最近、試合に出られないことも多いが、その時は自分がプロになって悔しかった気持ちと同じ。36年たっても試合に出られない悔しさは自然と湧いてきて、監督が憎ったらしく見えてくる。その気持ちは35年、36年たってもずっとある。これが情熱が衰えない、増すばかりということだと思う。悔しさと情熱があれば続けられる。もちろん契約してくれるところがなければプロの世界は続けられない。自分はそういう気持ちがある限り、続けたいと思っている」

 

 ―昨年J1の最年長出場記録を更新した。新しいシーズンの目標は。

 「僕が出場すると最年長記録になる。そのことに関しては最年長出場記録というより、そこに至るプロセスが大事。そこに立つまでにどういうことを自分がしてピッチに立っているかを重要視していきたい。立った時は皆さんが期待し、僕自身も期待しているゴールを決めて、みんなに喜んでもらいたい」