小倉智昭司会の「とくダネ!」が22年の歴史に幕

1999年4月1日の放送開始以来、フジテレビの朝の顔として生放送中の「情報プレゼンター とくダネ!」(月~金曜午前8:00)が、3月26日放送をもって22年間の歴史に幕を下ろす。

同番組では、小倉智昭が独自の目線でニュースや社会問題を斬り、長年にわたり注目を集めてきた。自らもニュース現場を取材し、オリンピックについては、2000年のシドニー大会から取材を始め、北京大会以降は、夏季、冬季、全ての会場へ足を運び、生中継で熱狂を伝えてきた。放送開始当初から小倉が司会を務め、16年7月には「同一司会者による全国ネットのニュース情報番組」での放送回数最多記録を更新。21年1月12日現在、その放送回数は5593回で、今もなお記録を更新し続けている。

小倉は「マイク生活50年のうち、『とくダネ!』の22年間は貴重な財産となりました。毎朝3時起きで、大病もありましたが、長く続けられたことに自分でも驚いています。視聴者、出演者、スタッフ、家族、友人、皆さんが私を支えてくれました」と感謝。

番組終了には「まだすべてをやり遂げてはいませんが、そろそろ次世代のキャスターに席を譲る時が来たようです。私個人としては、まだ心が動かされるものがたくさんあります。それらに時間を費やしながら、許されるならマイクの前に立ちたいと思います。長きにわたり『とくダネ!』をご覧いただきありがとうございました。もうちょっとだけお付き合いください」と心境を明かしている。

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