高畑充希、北村匠海、井浦新が医療従事者に感謝とエール。 「にじいろカルテ」リモート交流会を開催

テレビ朝日系で1月21日にスタートする連続ドラマ「にじいろカルテ」(木曜午後9:00)のリモート交流会が開催。主演の高畑充希、共演の北村匠海、井浦新が参加し、医療従事者を目指す学生や元医療従事者の生の声に触れた。

同ドラマは、ある病が発覚したことで都内の大病院を辞め、山奥の小さな虹ノ村へとやって来た内科医・紅野真空(高畑)が、そこで出会ったツナギでグラサンのヘンテコ外科医・浅黄朔(井浦)、前髪ぱっつんのキレキャラ看護師・蒼山太陽(北村)とシェアハウスしながら、時に笑い、時に泣き、けんかしつつも、熱く命と向き合って成長していく姿を描く医療ドラマ。

高畑と井浦は白衣、北村は看護師服で交流会に登壇。初の医者役に挑んだ高畑は、「専門用語を覚えるのが苦手で、お医者さんや警察官、検察官などはできるだけ避けていきたいなと思っていたんですけど(笑)」と苦笑しつつも、「医療ドラマならではのシリアスなシーンもあるのですが、この作品はお医者さんの“人”にフォーカスしたヒューマンドラマ。 “お医者さんをやっている”というより“人間をやっている”という感覚でした」と、無事に演じ終えることができた感慨を語った。

また、すでにクランクアップを迎えている3人に「今だからこそお互いに伝えたいことは?」という質問が向けられると、高畑が「私、お二人のことが大好きなんです。だから大好きということと、感謝しています!」と照れながらコメント。すると北村は「伝わってます! 僕もお二人に会うのが、本当に楽しかった」と応じた。そのままなぜかそれぞれが愛の告白をする流れになると、井浦が「2人が思っているよりも、僕の方が2人のことを大好きだから!(笑)。その思いは負けないよ!」と豪語。愛の深さの比べ合いになってしまったことで「こんな会になるはずじゃ…」思わず全員赤面することに。

さらに、参加者からは「等身大の身近なお医者さんの姿が描かれるということで、見ていて優しい気持ちになれそうなドラマ」などの声が上がり、早くも期待が高まっている様子を見せた。そして、キャストからも質問を投げかける場面があり、高畑の「実際に医療現場で働く中で、印象的だった出来事はありますか?」という質問には、ある医学生が「研修中に無力感を感じていた時に、患者さんのご家族に『ありがとう』と声をかけていただいて。治療だけが医療ではないんだなと感じました」という経験談を述べる一幕も。これには高畑も「ドラマを撮りながらすごくそう感じました。患者さんの病気だけではなく、メンタルや人生まで、医者や友達の目線で寄り添うシーンがたくさんあった」と共感を見せていた。

交流会の最後に高畑は、今まさに最前線で戦っている医療従事者に対して「とても大変な時期で、医療従事者の方には本当に感謝しています。また、医療従事者を目指してくださる方もこんなにいらっしゃるということに、とても感激しています」と一礼。「私はこのドラマを通して、自分が大変な時に、周りに『助けて』と言うことの大切さを学んだ気がしています。医療従事者の皆さんは患者さんから『助けて』と言われることが多いでしょうし、正義感の強い方が多いと思う。時にはいっぱいいっぱいになってしまうこともあると思うので、たくさん周りの人に頼って、自分を甘やかしながら、健康に注意してお仕事していただけたら…と願います。そして週に一度、このドラマを見て、癒やされていただけたらうれしいです」と本作に込めた思いを語り、医療従事者への感謝の気持ちを込めて拍手を送った。

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