トイレの手洗い器リフォーム|おしゃれな事例と費用相場を紹介。マンションの狭いトイレに設置するには?

ウイルス感染が気になる昨今、トイレに手洗い器を後付けリフォームしたい人は多いのでは。

この記事では、トイレの手洗い器にどんな種類があるのか、参考にしたいおしゃれな手洗い器の事例、マンションでリフォームするときの注意点や、狭いトイレに設置するときの注意点など、トイレの手洗い器リフォームに関する情報をまとめてお届けします。

トイレの手洗い器の種類

トイレの手洗い器は、TOTOやLIXILなど各トイレメーカーから販売されています。デザインに優れたタイプや、掃除のしやすさなどの機能性に優れたタイプ、両方を備えたタイプなど様々な商品があります。

ここではトイレの手洗い器の種類として、シンプルなタイプ、カウンター付きタイプ、キャビネット付きタイプを紹介します。

シンプル

狭いトイレの場合や、手洗い以外の機能は不要という方にはシンプルな手洗い器がおすすめ。限られたスペースに効率よく手洗い器のみ設置できます。

代表的な形状として、陶器や磁器のボウルタイプ、ステンレスのタイプなどがあります。コンパクトでシンプルな形状であれば、ドアにぶつからないギリギリの場所に設置出来て便利です。

カウンター付き

カウンター式の手洗い器であれば、便器に座るときにハンカチやスマホを置いておくことができます。写真立てや観葉植物などの小物で飾り付けもできるので、トイレをおしゃれな空間にしたい人におすすめ。

タイルや木材など、素材も様々なので、自宅の雰囲気にあったカウンターにしてみては。タイルカウンターはレトロな雰囲気のトイレ空間作りに。

木製のカウンターはぬくもりのある印象を与えるでしょう。シャープな空間にしたい場合はステンレスも素敵。カウンターをつけるとトイレが狭くなりそうですが、奥行きをコンパクトにすればさほどスペースを取りません。

キャビネット付き

キャビネットタイプは、手洗い器に収納スペースが組み合わさったタイプです。割とシンプルでコンパクトなデザインが多く、一般的な住居のトイレ空間になじみやすい手洗い器が販売されています。

手洗い器のボウルそのものは小さめに設計されていることが多いですが、深さを出すなど形状に工夫があるため、洗いづらさは感じにくいです。

キャビネット付きの手洗い器には、壁面埋め込み型や半埋め込み型、コーナー部分を利用する形状などさまざまなタイプがあり、設置するトイレの空間に合わせて選べます。

収納がついているため、掃除用具やサニタリー用品など、目隠ししたいものを入れて置けるため、トイレ内が片付きます。

キャビネット付きの中には、ペーパーホルダーやタオルかけ、鏡、手すりなどを組み合わせることのできる商品も販売されているので、用途にあった形状のものを選んでみては。

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インテリアにもなるおしゃれな手洗い器の実例

トイレにおしゃれな手洗い器を設置する家庭が増えています。手洗い器をおしゃれなものにするとインテリアとしても活躍し、トイレスペースもおしゃれな空間に変わります。

ここではインテリアにもなるおしゃれな手洗い器について、設置場所や形状などについてお伝えします。

カウンターもキャビネットも付いている便利な手洗い場

手洗い器にカウンターやキャビネットなどがついていると、トイレスペースは収納も兼ねた快適な空間になります。このカウンターにはボウル型の手洗い器がセットになっているものが一般的で、最近ではキャビネットも一体型となったデザインのものが販売されています。

狭いトイレにも設置できる薄型の手洗い器

薄型の手洗い器ですと狭いトイレにも設置が可能になります。奥行きが20cm以下で横幅が40cm弱の壁掛け型の手洗い器が販売されています。このサイズだと0.5坪空間でも手洗い器がトイレスペースを邪魔せず、トイレに圧迫感を感じることもないでしょう。

むき出しの排水管がインダストリアルでかっこいい

トイレの手洗い器を隠すのではなく、あえてむき出しにしデザイン感を出す方法があります。手洗い器自体にインダルトリアル感が生まれ、これまでのトイレスペースがおしゃれでかっこいい空間に変わる事でしょう。

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トイレの手洗い器のリフォーム費用相場

トイレの手洗い器のリフォームをする前に、気になるのが費用相場。リフォームの内容別に費用相場を紹介します。

新しい手洗い器に「交換」する場合

トイレに設置してある既存の手洗い器を新設の手洗い器に交換する設置費用は約2万〜3万円程度。

その金額は排水パイプや給水パイプ、電気等の施工費用などを差し引いたものなります。ここでは基本的な手洗い器の3つの種類について、取り付け交換の設置費用と本体価格の総額をお伝えします。

手洗い器が無いトイレに「新設」する場合

トイレに手洗い器を設置していなくても後付けで手洗い器の新設は可能です。トイレのスペース幅は一般的に90cm程で広くて120cmとなります。

扉の開け閉めも考た位置に設置しましょう。新設する場合は排水管を延長する工事などが必要になります。埋め込み型にすると、内装の工事も必要になるため18万円以上の費用がかかることがあります。

トイレの手洗い器の工事にかかる時間

トイレの手洗い器の工事には、トイレ一体型に交換する場合は通常2~3時間程度かかります。キャビネット型を新設する場合は、内装工事が発生するため約8時間程度かかります。トイレの手洗い器の工事には通常1日あれば完了します。

しかし業者により工期は変わる可能性がありますので、設置業者に確認することをおすすめします。

トイレの手洗い器リフォームで注意すべきこと

トイレの手洗い器の設置には、トイレの広さや手洗い器のタイプによって注意することが変わります。ここではトイレのリフォーム時に注意すべきことをお伝えします。

手洗い場を設置できるトイレの広さ

トイレの手洗い器を設置するためには、手洗い器のスペースを確保する必要があります。マンションに多い0.4坪サイズのトイレでも、奥行きが25cm以下の小さい手洗い器にすれば設置は可能です。

狭いからといって手洗い器の設置を断念せず、スペースに合った手洗い器を探してみては。

ドアとの位置関係や手洗い器の大きさ

トイレの手洗い器を設置するには、トイレスペースに奥行きが必要となります。特にドアと手洗い器の位置関係は重要で、位置関係がうまくできていないと掃除にも不便です。

また手洗い器の大きさも大切で、好みのデザインが設置する場所に対して大きすぎると、トイレスペースがとても不便で窮屈になってしまいます。

そのため手洗い器の大きさや設置場所を決める際は、手洗い器に関する要望をメーカーに相談することをおすすめします。

マンションのリフォームは必ず管理会社に相談する

マンションでの水回りのリフォームは、同じ位置であれば問題ありませんが、設置場所を移動する場合は、排水管や排気ダクトの位置も変更しなければならないケースがあります。

もしリフォームにより排水の勾配がとれずに水の流れが悪くなると問題となることも。マンションでリフォームをする場合はトラブルを防ぐため、必ず事前に管理会社に相談することをおすすめします。

床や壁など内装もリフォーム予定であれば同時にリフォームするのがおすすめ

トイレのスペースをリフォームする予定であれば、手洗い器の設置と同時にリフォームすると費用の削減を見込めます。壁や床、タイルなどを張り替える予定があれば、内装の交換と手洗い器の設置を同時にリフォームした方が時間も節約することができます。

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トイレに手洗い器は必要?

トイレの使用後は誰もが手を洗います。洗面台にあれば十分だと考える人も多いですが、トイレの中に手洗い器を設置するとインテリアとしても活躍し、来客時にも訪問者への気遣いとなります。

手についたウイルスをすぐに洗い流せるので衛生面でも重要

人はウイルスに感染すると、小腸や大腸などの中で増殖し便の中に排出されます。トイレットペーパーを介しても付着していることがあり、またトイレの便座やドアノブに取っ手、トイレットペーパーホルダーなどにも手が接触している可能性があります。

そのため、トイレからウイルスを持ち出さないように、トイレ内に手洗い器があったほうがいいです。

インテリアとしても活躍

最近は手洗い器にもおしゃれなデザインのものが多く、インテリアとしても活躍します。自宅のトイレが狭くても、スペースを取らない小さめの手洗い器もあるため、検討の余地はあります。

好みのデザインの手洗い器を探してインテリアとして利用すればトイレ空間も楽しむことができます。手洗い器の設置リフォームを検討しているなら、同時に壁紙や床材もおしゃれなものに張り替えれば、トイレの雰囲気をガラッと変えることができます。

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タンク式トイレなら手洗いが一体型のものも

トイレには、タンクに溜めた水で流す「タンク式トイレ」と直接水圧で流す「タンクレストイレ」があります。一般的に普及しているタンク式トイレには、背面に手洗いが付属しているものもあり、自宅のトイレがそうなっている人も多いのでは。

家族だけで使用するのであれば、それで手洗いの機能は十分かもしれません。しかしタンク式トイレに付属した手洗いは手が洗いづらく、ハンドソープなどを置くスペースもありません。来客時には手洗い器が別にあった方が喜ばれるでしょう。

最近注目されているタンクレストイレは、コンパクトでスタイリッシュな分手洗い器なしのものが多いです。タンクレストイレはトイレ事態がスペースをあまり取らないため、別途手洗い器を設置するケースが多く見られます。

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