【ボクシング】東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ 王者・栗原は挑戦者の兄・尚弥を意識

前日軽量をパスした栗原慶太(左)と井上拓真(大橋ジム提供)

ボクシングの東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ(14日、後楽園ホール)の前日計量が13日に行われ、王者の栗原慶太(28=一力)は100グラムアンダーでパスした。迎える挑戦者は元WBC世界バンタム級暫定王者の井上拓真(25=大橋)。勝利の先には兄でWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の尚弥(27=大橋)との対戦も視界に入る。

「(拓真は)国内のバンタム級ナンバーワンの選手。防衛戦という意識はないし、挑戦者のつもりでやる。もちろん勝つつもりで準備はしてきている」と栗原は意気込みを語った。

現在IBFのバンタム級で4位にランクされており、勝てば王者の尚弥に近づきそうだが、栗原は「井上選手はバンタム級で絶対的な王者なので同等の選手とやりたいはず。やるなら僕が世界王者にならないと」と言う。

いずれにしても、そのためにはまず弟を撃破するのが絶対条件。15勝のうち13勝がKOという拳でチャンスをつかみ取る。

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