JRPAが選ぶフォトジェニック『JRPA50周年アワード』にTEAM KUNIMITSU高橋国光総監督

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 日本唯一のモータースポーツ写真家協会である『日本レース写真家協会(JRPA)』は、2005年から毎年「その年いちばんのフォトジェニック」としてJRPAアワードを選出しているが、創立50周年を迎え、JRPAの50年間の歴史を飾るに相応しい『50周年アワード』として、TEAM KUNIMITSU高橋国光総監督を選出したと発表した。

 国内外で活躍するモータースポーツフォトグラファーの協会であるJRPAは、2005年から記録や戦績だけではなく、むしろその競技においていかにフォトジェニックで、フォトグラファーの写心をくすぐる存在であるかで決定する『JRPAアワード』を選び、毎年表彰を行ってきた。

 このアワードは、「競技スタイルや、立ち振る舞いが我々にとって魅力的であり、常に話題や撮影機会を提供し得る存在であり、“いかに『アツく』してくれるか”、また取材活動に対して紳士的な協力があり、親和的に接することができているなど、それらを総合的に評価し選ばれる賞だ。

 2020年は大賞としてチーム・スズキ・エクスターと山本尚貴/牧野任祐のふたりが選ばれたが、それに加え2021年は1971年のJRPA創立から50周年という大切な節目にあたり、幹事会、実行委員会によるノミネートを経て、JRPAの50年間の歴史において、最もフォトジェニックな存在であった『50周年アワード』が選出された。

 栄えある50周年アワードに選ばれたのは、日本人として二輪ロードレース世界選手権で初めて優勝を飾り、四輪転向後もF1グランプリスポット参戦、自チームを率いてのル・マン24時間クラス優勝を成し遂げるなど、日本のモータースポーツの歴史を作ってきた存在であるTEAM KUNIMITSU 高橋国光総監督だ。

 選出理由は下記のとおりだ。

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高橋国光総監督は、1958年にオートバイレースにデビュー。Hondaのワークスライダーとして1960年からロードレース世界選手権に出場。1961年には西ドイツグランプリの250ccクラスで、日本人として初めて世界選手権での優勝を飾りました。

 1962年には、マン島TTでクラッシュ。一時は生命も危ぶまれましたが、カムバック後は四輪レースへ転向。日産のワークスドライバーとしてスカイラインGT-Rの伝説を作り、1977年にはF1日本グランプリにスポット参戦。全日本耐久選手権での3連覇、さらにル・マン24時間耐久レースでは、自らのチームであるTEAM KUNIMITSUで1994年にHonda NSXを駆りGT2クラス優勝。さまざまな歴史を築き上げてきました。

 さらに、1999年に59歳で現役を引退した後も、GTアソシエイションの会長、さらにTEAM KUNIMITSU総監督として、SUPER GT GT500クラスでの数多くの勝利、そして2018年、2020年のチャンピオン獲得を果たすなど、その存在は日本のモータースポーツの歴史を体現するものであり、佇まい、コース上においても、非常にフォトジェニックなものでありました。

 また我々フォトグラファーに対してのみならず、すべてのモータースポーツ界の仲間、そしてファンに対しても優しく、愛される存在であり、長年に渡る協力に感謝を示し、『JRPA 50周年アワード』を授与します。

1961年に、二輪ロードレース世界選手権の250ccクラスを戦った高橋国光総監督
1969年日本グランプリでの 高橋国光/都平健二組ニッサンR382。カーナンバー23をつける。
1971年富士マスターズ250kmでの高橋国光(左)、黒澤元治(右)
1993年JTC 高橋国光/土屋圭市組スカイラインGT-Rは、シリーズ屈指の人気を誇った。
1995年のル・マン24時間でGT2クラス制覇を成し遂げたTEAM KUNIMITSUのホンダNSX
1999年JGTC第7戦もてぎ 高橋国光のレーシングドライバーとしての引退レースで、JGTC史上初の引退セレモニーが行われた。
スーパーGT2018年GT500クラスチャンピオンを獲得したRAYBRIG NSX-GTの山本尚貴とジェンソン・バトンと高橋国光総監督
2020年のスーパーGT王座を獲得したRAYBRIG NSX-GTの山本尚貴と牧野任祐、高橋国光総監督