最高年俸8.5億円 MLB通算196発スモークが巨人入りを決断した理由とは?

巨人に加入するジャスティン・スモーク【写真:Getty Images】

地元TV局のディレクターのインタビューに答える

巨人の新戦力として今季加入するジャスティン・スモーク内野手。メジャー通算196本塁打の実績を誇る大砲で、巨人にとっては打線の中心として期待する存在だ。

2017年には37本塁打を放ち、2019年にはブルージェイズと年俸800万ドル(約8億5000万円)の大型契約を結んでいたスモーク。そんな“大物”がなぜ日本球界入りを決断したのだろうか。

この決断の理由をスモーク自身が語っている。地元サウスカロライナ州の地元テレビ局「WCIV」のスポーツディレクターであるスコット・エイスバーグ氏がスモークにインタビューし、その模様を自身のツイッターで公開している。

新型コロナウイルスの感染拡大で60試合制で行われた昨季のメジャーリーグ。選手の年俸も大幅に削減され、今季もシーズンの行方は不透明な状況になっている。選手の移籍市場も停滞しており、トレバー・バウアー投手や田中将大投手といった大物FA選手の去就もまだ定まっていない。

巨人の髭禁止にも「正直言うと僕のは、もはや顎髭ではないから」

そんな状況下で来日を決めたスモークは「個人的には、今のメジャーリーグには不透明な部分がたくさんあると感じている。自分にとって1番の選択肢を選ばないといけない。これ(巨人でプレーする)が素晴らしい経験になることを願っているよ」と語り、やはり新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない米国内と、米球界の不透明な状況を考慮して日本球界入りを決めたと明かしている。

また巨人の印象については「彼らはヤンキースではないのは間違いないけど、日本ではヤンキースのようなチームだと聞いている。どういう感じなのかは後で知ることになるね」と言及。髭の禁止など巨人の伝統についても問われると「髭は無しだと聞いたけど、正直言うと僕のは、もはや顎髭ではないからね。だから問題ないと思うよ」と語っていた。

メジャーで通算196本塁打を放ってきた大砲スモーク。巨人は昨季、鳴り物入りで加入したヘラルド・パーラ外野手が鳴かず飛ばずで終わっているだけに、スモークにはなんとしても活躍してもらいところだ。(Full-Count編集部)

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