着物姿で薄茶 振る舞う 諫早東高茶道部が「初釜」

茶をたてる亭主の池田さん(右)=諫早東高

 長崎県諫早市森山町の県立諫早東高(河野康宏校長、193人)で12日、年始めの茶会「初釜」があった。
 新春を祝う日本の伝統文化に興味関心を持ってもらおうと、年頭の始業式後に開いている。毎年、体育館で実施しているが、今年は新型コロナウイルス感染予防のため、会議室で開催。各教室にライブ中継して全生徒が見守った。
 会議室には「野点(のだて)傘」などを置き、茶会の雰囲気を演出。茶道部長で2年の池田愛梨さん(17)が着物姿で「亭主」を務め、生徒6人と教職員4人に薄茶(抹茶)を振る舞った。
 池田さんは「リモートで全生徒に見られながらの点前は初めてで緊張した。今年は体育館で開催できなかったが、これからも東高の伝統として続けてほしい」と話した。

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